
【期間限定】にじゆらは大阪堺の染色工場 第1弾
こちらの企画は終了いたしました。
阪神高速さんの「黄パト」「橋梁と風景」はご好評につき、引き続き数量限定でお買いもとめいただけます。
シマノ自転車博物館手ぬぐいは、博物館にてお買い求めいただけます。
https://www.bikemuse.jp/
ミュシャの手ぬぐいは、堺市伝統産業会館でお取り扱い中となります。
https://www.emallsakai.com/SHOP/150262/list.html
各手ぬぐいは、それぞれお問い合わせくださいませ。
にじゆらは株式会社ナカニが運営する注染を残すために生まれたブランドです。
にじゆらができて早十数年。今では自社製品の手ぬぐいがたくさんありますが、元々は問屋さんやメーカーさんから染めのお仕事をいただいてお手伝いしている染色工場です。
昔ながらのお祭りの手ぬぐいや剣道、企業様のお配り用の手ぬぐいなどを今も染め続けています。昨今では、さまざまな方から個性あるオリジナル手ぬぐいのご依頼をいただくことが多くなりました。
手ぬぐいの生産数は減ってきていますが、その分こだわったものを作られる方が増えてきているように感じます。
今回は、その中でもコラボ手ぬぐいとしてデザインからお手伝いさせていただいたものから、作家さんのデザインを一緒に調整しながら作り上げたものを期間限定でお届けします。

私たち工場の特長は、職人がいることはもちろんのこと、その前段階の企画・デザインも工場内でおこなっています。
注染は明治時代生まれと言われており、現在、残っている工場は少なくなってきていますが今もなんとかみんな頑張っています。その残り少ない工場の中でも、デザイナーが在籍しているところは稀です。
工場にデザイナーがいるようになったのは、にじゆらが生まれたのがきっかけ。にじゆらが生まれて、私たちの想いに共感して共に残していきたいと思ってくれるスタッフたちが入ってきてくれたことにより、工場でデザインから作る「ものづくり」をすることができるようになりました。
そのことにより、オリジナル手ぬぐいをご希望されるお客様にも、直接染めのお手伝いをすることができています。
注染の特性とご依頼主さまのイメージする手ぬぐいをかけあわせ、それぞれの作り手の手をつなぐ役割をしています。

データ上でデザインがまとまったら、あとは我ら職人たちにお任せです。型職人の手に渡り、そして注染の現場へと渡ります。
ここからはいよいよ、リアルに手ぬぐいが出来上がってきます。
データ上で良いなって思えるものが、ぐっと素敵に仕上がってくる時間です。
あれ、こんな色目だったかな?と思っても職人さんの手にかかると注染のなんとも言えない味わいへと仕上がります。
そんな風に、さまざまな手ぬぐいが出来上がってきます。
工場についてまだまだ語りたいことはたくさんですが、ここで今回の手ぬぐいのご紹介です。期間限定の手ぬぐいは、今週と来週の2回にわたって発売します。
第1弾は、まるで絵画のような美しい手ぬぐいです。
秋になるとより一層、芸術が気になりますよね。まるでギャラリーで作品でもみているかのような素敵な手ぬぐいの登場です。
絵画鑑賞のように手ぬぐい鑑賞をお部屋でたのしむのはいかがでしょうか。
手軽に飾れる手ぬぐいで、インテリアがアートな空間になります。眺めて美しい、そしてほっこり優しい手ぬぐいをどうぞご覧下さい。

アルフォンス・ミュシャ。この方の作品をどこかでご覧になった人は多いのではないでしょうか。女性を中心に描かれた作品は人を惹きつける魅力のあるものばかりです。日本にミュシャの作品を持ち込んだ一人に、カメラのドイの創業者である土居君雄さんがいらっしゃいます。ドイ・コレクションと呼ばれるほど数多くの作品をお持ちでした。カメラのドイが1980年代からミュシャの巡回展を開き、その事業を株式会社ドイ文化事業室を孫の土居なおみさんが運営しています。今では大阪 堺市のアルフォンスミュシャ館に数多くの作品が寄贈され、保存されています。

その土居さんからのご依頼で、ミュシャの作品の中でも人気の高い「四つの花」シリーズを注染手ぬぐいで表現しました。ご依頼いただいたのは数年前のことです。その時、作品集を拝見し、その中から注染で染めたら素敵だなと思うものをいくつかピックアップし、決定したのが「四つの花」でした。
作品の美しさをできるだけ表現し、どんな色付けをするか。1から図案を考える方法とは異なりました。注染は、約50枚ほどの生地が重なっているところに、染料を注ぐためにはある程度、線の太さを要します。その制限と作品とのバランスに苦戦しましたが、それぞれのお花の印象を色の濃淡も相まって染め上げることができました。
特に、百合は白い花を表現するために背景にしっかりと色をつけることで、花と女性を引き立たせています。
よろしければ、元となった作品と見比べながら楽しんで下さい。

次にご紹介するのはこちらの手ぬぐい。
ほぼ日と藤澤ゆきさんによる「Ishikawa」手ぬぐいです。
こちらは、ほぼ日さんがプロデュースする「生活のたのしみ展」がきっかけで染めのご依頼をいただきました。
こちらは私たちでデザインを起こしたものではなく、デザインを拝見し、注染で表現できるように、アドバイスさせていただきお手伝いしました。注染は、デザインをするときに形にしたいことと注染の制約との間で私たちでも混乱してしまうことがありますが、すーっとご理解いただき、何度か職人にも確認をしながら出来上がりました。
デザインは、藤澤ゆきさんゆかりの地・石川県にちなんだかわいい琥珀糖「かいちん」がモチーフとなっています。
地の色と軽やかなモチーフの配置はお茶をイメージし、今回ならではのデザインになりました。藤澤ゆきさんのやわらかで優しい色合いと注染の色が見事にマッチした手ぬぐいです。注染ならではの線のゆらぎ、にじみが美しい逸品です。
イベントでは、丸八製茶場さんの看板商品「献上加賀棒茶」と石川屋本舗さんのかわいい琥珀糖「かいちん」、手ぬぐい「Ishikawa」のセット販売もありました。

ほぼ日
1998 年6月6日より毎日更新を続けているウェブメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」と、 「ほぼ日手帳」をはじめとするオリジナル商品などを企画・販売をするウェブストア「ほぼ日ストア」の運営を中心に、人びとがつどう「場」をつくり、「いい時間」を提供するコンテンツづくりをめざし、行なっている会社です。近年では「ほぼ日の學校」「ドコノコ」といったアプリの運営や、お買い物を中心としたリアルイベント「生活のたのしみ展」なども開催しています。
作家:YUKI FUJISAWA
YUKI FUJISAWA(ユキ フジサワ)は、箔や染めによって、ファッションの新たな価値をかたちづくる、2011年創業のテキスタイル/デザインレーベルです。ヴィンテージ素材に箔や染め、レースをあしらい、人生のあたたかな時を共に過ごすアートピースのような作品、プロダクトを作り上げています。
2019年原美術館でプレゼンテーションを発表。2016年度TOKYO新人デザイナーファッション大賞受賞。
近年の仕事にNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」タイトルバックなど。
第1弾の手ぬぐいは、これらになります。
ミュシャは、私たちでデザインから提案をし、作った手ぬぐい。
「ishikawa」は、デザインを染めれるようにアドバイスさせていただいた手ぬぐい。
工場では、ご依頼内容によりさまざまなお手伝いをしています。
期間限定で販売が叶った手ぬぐいたちです。
にじゆらの手ぬぐいとはまた違った楽しさを味わってみてください。
販売期間:10月31日(月)まで
期間中に終了になる手ぬぐいがでてくる場合もあり
実店舗でも展開中
【オンラインショップのうれしいお知らせ】
「にじゆらは大阪堺の染色工場」企画キャンペーンとして9月30日(金)まで、金額にかかわらず、送料無料となります。
9月23日(金)からは、第2弾の手ぬぐいが追加されます。
ヒントは、人によっては生活に欠かせない乗り物。そして、関西の方になじみのある交通関係です。
お楽しみに!